2011年 05月 01日
オクセイ デュレス |
ボーヌから10キロほど南に向かった、ブリニィ・レ・ボーヌ村に
ひっそりとある小さいドメーヌ。
こんな小さな村に、超有名ワインを造るマレシャル夫妻がいるため、
もはやブリニィ・レ・ボーヌ村も無名ではないようです。
畑仕事が大好きで、事務仕事をしているよりも、
どんなに疲れていても、畑に出ているほうが落ち着くというクロード氏と、
男勝りの統率力で、収穫の段取りや指示を完璧にこなすマダム カトリーヌの
生粋のヴィニュロンが造りだすワインは、
バランスも良く、テロワールのしっかり感じられる、
ピュアな果実味の緻密なピノ・ノワールです。
その姿が最もピノ・ノワールらしいと
ブルゴーニュ委員会から毎年表彰される程で、
パリや地方の有名ビストロで支持され、世界中で大ブレイクしています。
これらのワインのきれいな酸と、エレガントさが買われ、フランスの日本人
大使館の御用達ワインになっているとか。
生産者の家に育ったクロード氏は畑も醸造も自分で見てきた
昔と変わらない方法で行っています。
瓶詰めもノンフィルターの為、平均24ヶ月間カーブで眠らせ
自然と澱下げをしています。
フィルターをかけなくても良いような仕事を施したワインを
瓶に詰めるのは、かなりの経験がものをいうそうです。
その年に収穫したブドウの成分バランスをそのままに
ブドウ本来のパワーを瓶に閉じ込める。
抜栓した瞬間、解き放たれたワインはとても魅力的に変化してゆきます。
by LE_BACCHUS
| 2011-05-01 15:30
| オススメ